ネットの誹謗中傷はどんな犯罪になるの?

ネットの誹謗中傷はどんな犯罪になるの?

インターネットは、誰もが発信者になれる空間です。自由に感じた事、思ったアイデアをネットに投稿する事ができ、今では老若男女問わず、ネット掲示板やSNSやBLOG等を活用して、人々と楽しく交流を行っています。

ただ、利用者が増えた結果、誹謗中傷のトラブルが近年多発しています。ネット上での誹謗中傷はどういった犯罪に該当するのか、疑問に感じられる人々も多いはずです。

実際はケースバイケースで判断されますが、大多数は名誉毀損といった犯罪に該当します。

特定の個人の名誉を著しく毀損した場合は、いわゆる表現の自由という権利よりも、被害者の保護が優先され、誹謗中傷の書き込みを執拗に行ったネット利用者が加害者として、警察に事情を聞かれる事となります。

ネットの誹謗中傷は刑事罰の対象になるのか?

ネットの誹謗中傷は刑事罰の対象になるのか?

インターネット空間そのものはバーチャルな存在です。しかし、今では現実の社会と密接に結びついており、ネット空間で行われた誹謗中傷や名誉毀損については、刑事罰の対象となる可能性が高くなって来ました。

特に特定の個人を執拗に誹謗中傷した事例については、既に刑事罰の対象なり、実際に名誉毀損の案件で刑事罰が進められます。

そもそもネット空間とは閉鎖的な場所ではなく、世界中のユーザーが自由に情報にアクセス出来るコミュニティです。

そのため、たとえ自分のBLOGやSNSのメッセージ欄だったとしても、それが他人を酷く傷つけ、また執拗に誹謗中傷の書き込みを繰り返した場合は、現実世界と同じように刑事罰の対象となります。

「名誉毀損罪」と「侮辱罪」の違いは?

「名誉毀損罪」と「侮辱罪」の違いは?

侮辱罪と名誉毀損罪は、2つのポイントで違います。1つめは事実を示したかどうかで、2つめは人をバカにし辱めたのか、それとも人の社会的評価を低下させるおそれのある行為をしたのかです。

侮辱罪は、事実を示さずに、公然と人をバカにし、辱めた場合に成立します。一方、名誉毀損罪は、事実を示して公然と、人の社会的評価を低下させるおそれのある行為をした場合に成立します。

事実を示すというと、真実を明らかにすると受け取られがちです。しかし、嘘やでっちあげでも名誉毀損罪は成立します。侮辱罪と区別をするための概念としての事実だからです。

また、侮辱とは口汚く罵ることで、バカというのも侮辱にあたります。一方、社会的評価をさせる恐れのある行為とは、不倫をした、前科者だなどのデマを流す行為などです。